「あらあら、私ったらけっこう大活躍なのね」

  「う、うん……そう、みたいだね」

  「でも、私がアーサーちゃんの剣を折っていただなんて
   ちょっぴり申し訳ないわねぇ」

  「仕方ないよ、勝負……なんだし」

  「そうよねぇ。でも……」

  「どうか、したの?」

  「ラモラックちゃんは、
   私の妹ではなくて、娘だったのねぇ。
   姉さん、そっちの方が良かったかも」

  「い、いや、そんなにいわれても……」

  「あらあら。姉さんがお母さんだと、
   ラモラックちゃんは嫌なの?」

  「そ、そういう意味じゃあ、ないけど……」

  「うふふふふ、可愛いんだから」

  「ぁぅ、ぅぅぅ~……」