「まあ、私自身、率直な物言いをしますから」

  「いや……でも、あの肖像画はないんじゃないか?」

  「毒舌家という部分を抽出した結果、
   ではないでしょうか?」

  「そう、なのかも知れないけれど……」

  「アーサー様。お気遣いいただき、
   ありがとうございます」

  「う、うん。まあ、ケイが気にしてないのなら……」