アーサーの義父エクトルの息子。アーサーの義兄。

騎士となったケイは、騎士の腕を競う大会に出場するも、
あろうことか自分の剣を宿に忘れてきてしまう。
それを義弟であるアーサーに取りに行かせるのだが、
アーサーは剣がどこにあるか見つけられない。
そこで、たまたま見かけた、教会の前に突き刺さっていた剣を引き抜き、
ケイに渡してしまう。

これこそが"王の証"である剣であった、という顛末。
ちなみに、義父エクトルは剣の正体を看破するのだが、
その際、ケイは自分が抜いたと嘘を言ったりもしている。

アーサーが王になって後は、
国務長官(アーサーの執事?)として国の内政を取り仕切ることになる。

皮肉屋。毒舌家。すぐに嫌味を言う。
そのくせ、騎士としての実力は、他の円卓の騎士達よりかなり劣る。

ガウェインの弟であるガレスが、その身分を隠して訪れてきた際、
騎士であるのに白く美しい手をしていたことから、
"ボーマン(フランス語で、美しい手)"とあだ名を付け、厨房で働かせたりする。

最後は、モルドレッドの反乱の際に命を落とした模様。

ちなみに、"アーサー王物語"の原型となっているモノの中では、
超人的な力を発揮する英雄的な描写が為されている。