アーサーの甥。ガウェインの弟。
オークニー国王ロットと、アーサーの異母姉モルゴスとの間に生まれる。
ガウェインとは、そこそこ年が離れている模様。
幼い頃は母と過ごしていたため、ガウェインとも面識は薄かった。
成長して、兄と同じくアーサーに仕える騎士となるべく宮廷を訪れるが、
その際に身分を明かさなかったため、ケイから"ボーマン(フランス語で、美しい手。
それだけ、騎士とは思えないほど美しく白い手をしていた、ということらしい)"と
あだ名された挙げ句、厨房での下働きとして使われることになる。
その一年後。とある貴婦人がアーサーの宮廷に助けを求めに来るのだが、
ガレスはその求めに応じ、見事難題を解決。身分も明かし、円卓の騎士の一員となる。
性格的には、多分、我慢強く、レディファーストを守る立派な騎士であったと思われる。
ガレスは、兄であるガウェインよりも、ランスロットをより深く敬愛していた。
ランスロットも、ガレスのことを良く思っており、
ガレスを騎士に任じたのもランスロットである。
そのため、ランスロットとグィネヴィアの不倫が暴かれても、
ランスロットを擁護する立場を取り続けた。
しかし、グィネヴィアが処刑される刑場の警備についていた際、
救出に来たランスロットに殺されてしまう。
この時のガレスは、ランスロットが救出に来ることを予見しており、
そのランスロットと争いたくないからと、武装をしていない状態だった。
そんなガレスを殺されたガウェインが怒り、
ついにアーサー対ランスロットの戦争へと発展していくのであった。