ランスロットの従兄弟。
ランスロットと同じく、湖の精霊に育てられていた模様。
ライオネルという弟がいる。
非童貞。

何やかやで古参の円卓の騎士。ランスロットとつるむことも多い。
というか、ランスロットが行方知れずになっている時などは、
グィネヴィアのお守りを押し付けられていたりして、割りに苦労性である。
(グィネヴィアはランスロットに無理難題を押し付ける傾向が見られ、
そのランスロットがいない場合、ボールスにお鉢が回るのであった)

聖杯探索の旅に出た途中、襲われている乙女を助けるか、
それとも弟を助けるかの二者択一を迫られるが、サクッと乙女を助ける。

結果として弟であるライオネルは死ぬのだが、
何故かすぐボールスの前に立ちはだかり、
よくも俺を見殺しにしてくれたなと言いがかりを付けてくる。
そのまま兄弟での斬り合いになりかけたところ、
天から声が降ってきて、ボールスを諫めると同時に、 ライオネルを気絶させる。
何とライオネルは悪魔に操られていたのであった(ババーン!)。

そうしてボールスは声の導きに従い、
同じく聖杯探索中であったガラハッドとパーシヴァルに合流し、
3人で見事に聖杯を見出すのであった。

が、しかし。ガラハッドはその場ですぐ死亡し、パーシヴァルも二年後に息を引き取る。
残されたボールスは、聖杯探索の結果と二人の顛末をアーサー王に伝えに
宮殿に戻るのであった。

この後は、アーサーとランスロットの戦争の際には当然のようにランスロットにつき、
アーサーを追い詰めたりもする。
その戦争終了後、人生の儚さを悟ったランスロットに付き合って僧になるも、
ランスロットの死後は十字軍に加わり、戦死している(らしい)。

ちなみに。
聖杯を見出すには童貞であることが必要だったのだが、ボールスは女を抱いた経験がある。
というか、子供まで作っている、とするモノもある。
(これも、ランスロットのように魔法を掛けられて半ば無理やりであった、
とされていたりもする)
しかし、過ちは一度だけで、その後、そのことを悔いていたので、
なかったことにされた模様。

ちなみに、その2。
不倫しまくりのランスロットは、聖杯のすぐ近くにまで辿り着くも、
それ以上はどう足掻いても進めない、という状況に陥っている。