「……私、不倫の子だったんだ……」

  「別に、アーサー様が気に病まれることでは……」

  「でも、自分自身も不倫してるんだけど……。
   それも、お姉さんと……」

  「それは……」

  「ですが、アーサー王が
   立派な王であったことは確かです。
   それは、間違いありません」

  「……うん。ありがとう、ケイ」