アーサーの父であるウーサー王は、コーンウォール王(公)の妻に横恋慕した挙げ句、
その妻を奪うために戦争を仕掛ける。 そのドサクサに紛れ、マーリンの魔法で
コーンウォール王に化け、城に潜入して見事に同衾。
この一発で孕ませたのがアーサーである。

生まれてすぐ、アーサーはマーリンの手で、
田舎に引退していた騎士エクトルに預けられる。
そこでエクトルの息子ケイと共に育てられるが、ケイの従僕扱いだったりもする。

アーサー15才の頃。 "この剣を抜いた者こそが王となる"と書かれた、
岩(台座/鉄床)に刺さった剣を見事に引き抜き、自分が王であることを証明する。
それに加えてマーリンがアーサーの血統を証明するも、
ポッと出の若造に諸侯が恭順する訳もなく、その後は国土平定のための戦争が続く。

血気盛んな若者であったようだが、マーリンの指導もあり、思慮を身に着けていく。
しかしこの頃、異母姉のモルゴス(ガウェインやガレスの母)と不倫して、
モルドレッドをもうけている。
とにもかくにもイングランドを平定し、果てはローマ帝国とも戦って勝利したりと、
この世の春を謳歌する。

しかし、今までずっと見て見ぬ振りをしてきた 王妃グィネヴィアと
親友ランスロットとの不倫が、 モルドレッドの策略により白日に晒され、
処分せざるをえなくなってしまう。
それがキッカケで国が割れ、それを何とかしようとしていたところで
モルドレッドが反逆を起こす。
慌ててそれを平定しようとするも、 モルドレッドと相打ちになり、その生涯を閉じる。