【ケイ】
   「……お、おはよう、ございます」

  【カレドヴルフ】
   「おう、おはよう」

  【ケイ】
   「……」

  【カレドヴルフ】
   「で? それは何をしているんだ?」

  【ケイ】
   「っ……あ、朝は、こうやって起こせと言ったのは、
    貴方では、ありませんか」

  【カレドヴルフ】
   「はっはっは、そういやそうだったな。じゃあ、よろしく頼む」

  【ケイ】
   「は、はい……レロ、ん、あむ……」

   カレドヴルフに教えられた"メイドの心得"。
   羞恥に頬を染めながらも、ケイはその作法に従っていく。