クラウ
「やっ、あっ、あっ……うくっ、うんっ、んくぅぅっ」
 深々と突き刺さった剛直が、少しずつ少しずつ、秘裂から引き抜かれてくる。
 タップリの蜜をまとわせた怒張は、湯気さえ立てそうなほどに見えた。
 そうしてその肉棒が抜かれていくに従って、クラウの眉間には深いシワが刻まれていく。
ルクス
「どうした? 何か辛そうだな」
クラウ
「あふぅっ、うんっ、んはあああっ……ぁ、ぁぁ、ぅっ、くぅぅぅぅ……」
 ズンッと軽く突き入れ直し、そしてすぐまたゆっくり引き抜いていく。
 クラウの口からは苦悶の呻きが漏れ、その媚肉は少しでも怒張を引き留めようとするかのように、ザワザワと蠢いては懸命に絡み付いてくる。
 その熱い締め付けは、ついまたその中へ戻りたくなるほどの誘惑をオレに感じさせたが、それでもオレは怒張が抜け掛かるほどにまで腰を引いていった。
 そうしてそのまま入り口で肉棒をゆるゆると遊ばせながら、涙ぐんだクラウの瞳を覗き込んだ。
ルクス
「……どうする? このまま抜いても良いのか?」
クラウ
「やっ、はっ、あっ……ぁぁっ、ぃゃぁぁぁ……っ」
 とっさに首を横に振りかけたクラウは、そんな自分にハッと気づくと、悔しげに呻いていた。
 オレは突き入れやすいように腰の位置を調整し直し、再びクラウに問い掛ける。
ルクス
「良いんだな? このまま抜いてしまって」
クラウ
「ぁ、ぅ、ぁ……ぁぁ……」
 クラウの唇がわなわなと震え、言葉にすることの出来ない本音を、オレに伝えてくる。
ルクス
「なるほど。抜いて欲しいわけだ」
クラウ
「ああっ……や、あ、ああっ」
 亀頭さえも抜け落ちるほど引き抜きかかった時、クラウが慌てて制止するような声を上げた。
 オレはニヤリと笑って、クラウの瞳を覗き直す。
ルクス
「素直になれよ。ホントは、いっぱい突いて欲しいんだろう? うん?」
クラウ
「……っ……」
 クラウの首が、ほんの小さくだが、縦に振られた。