クラウ
「んんっ……くぅ、あっ……はぁ、ぁぁぁ……な、何の、つもり……なんだ……?」
ルクス
「いやいや、オマエが止めて欲しそうにしてたからな。ちょっとばかし、期待に応えようと思ったんだよ」
 オレはやはり笑ってそう言うと、クラウの身体にグッと圧し掛かるようにしてやった。
 根本まで嵌っていた肉棒をさらに深く押し込められて、クラウが苦悶に眉を捩る。
 しかし、それはすぐに戸惑いのそれへと変じていった。
クラウ
「ぁっ、ゃっ、やだっ……こ、こんなぁ……んんっ」
 クラウの腰が、ピクッと跳ね上がっていた。
 オレが何かをしたわけでは、もちろんない。
 ただクラウの媚肉が、長い間、男を味わうことが出来ずにいたクラウの肉壁が、さっきは指にさえ怯えた様子を見せていた柔襞が、オレの肉棒を求めてきていたのだ。
 オレが動かずとも、熱い肉襞がうねるように波打ち、怒張に吸い付くように絡み付いてくる。
 それでもなお動かなければ、肉壁全体が入り口から奥へと蠕動するようにしながら、キュッと肉棒を締め付けてくる。
 その、快楽をねだる女そのものの反応にオレは笑みを浮かべ、当人たるクラウは切なさに涙を滲ませる。
ルクス
「どうした? ひょっとして、動いて欲しいのか?」
クラウ
「そ、そんな、わけ……っ、んくぅっ、くはっ……は、ぁぁぁ、どう、してぇ……っ」
 クラウが、オレの言葉を否定しようとするのを遮るように、その媚肉がまたキュッと強く締め付けてきていた。
 その締め付けは徐々に間隔が短くなっていて、まるで熱い指に握られ、扱かれているかのようだった。
 しかしクラウの感じる快感は、オレの感じているものを遙かに凌駕しているようだった。
クラウ
「んはっ、は、ぁぁぁっ……どう、してぇっ……こんな、馴染んでっ……馴染んで、きてるよぉ……あふぅぅっ」
 またも、クラウの腰がピクッと跳ね上がっていた。
 しかも、今度はそれだけでは終わらない。
 クラウは自分からオレに腰を押し付けるようにすると、クナクナとその腰を揺すり立ててきていた。
クラウ
「あぅっ、んぅぅっ……ぁぁ、あたし、あたしぃっ……だめ、ぁ、ぁあっ……腰、動いて、ぁっ、あふぅっ」
 根本まで咥え込んだオレの肉棒で、自分の中をこそぐように腰を揺らすクラウ。
 その瞳は熱く潤み、悔しさと戸惑いと、そして女独特の淫らな光に濡れていた。
ルクス
「ふふふふふ、どうしたんだ? 何かずいぶんと動いて欲しそうに見えるがなぁ?」
クラウ
「……そ、そんなこと……あ、あたしは――」