クラウ
「んくっ……くふっ、ん、くっ、く、くくぅっ」
 ヌルッと一気に根本まで滑り込んだオレの指を、熱く蕩けきったクラウの肉襞が、すぐにキュッと力強く包み込んできた。
 指を動かさなくとも肉襞が勝手にウネウネと動いて、指を奥へ奥へと誘うようにしてくる。
 ところが、それに誘われて指をさらに奥へ突き入れたところで、クラウが微かに顔をしかめるようにした。
クラウ
「つっ……んっ、んくっ」
ルクス
「あれ? 痛かったか?」
クラウ
「そう、じゃっ……ない、けど……んっ、ぁっ、ぁっ、ん、んぁっ……ちょ、ちょっと、ま、まだ……っ!」
 クラウの様子を伺いながら、その中をゆっくりと指で掻き混ぜていく。
 入り口を少し入ったところの天井辺りを撫でてやれば、クラウはビクッと腰を跳ね上げさせ、声を漏らす。
 しかし快感に呻きながらも、どこか戸惑いというか、怯えのようなものも見え隠れしていた。
 はてなと思ったところで、オレはふと思い至った。
ルクス
「ひょっとして、すっごく久しぶりだとか言うのか? ていうか、若い頃のじいさんとやったのが最後とか?」
クラウ
「んぐっ、ぅぅっ……余計な、お世話、だっ……あっ、んぁっ、あふぅぅっ」
 肉路の天井のザラつく部分をカリカリと引っ掻いてやれば、クラウが慌てて声を噛み殺していた。
 この肉体の熟れ具合と、そこに潜む戸惑いを察するに、オレの推量は大当たりなようだ。
 長寿で知られるエルフでありながら、一途にじいさんを思っていたというのであれば、頭の下がる思いだ。
 しかしそう言うことならなおのこと、孫であるオレが責任を取らねばなるまい。
ルクス
「分かった、もう何も言うな。全部オレに任せておけ」
 そう言うとオレはクラウの秘裂から指を引き抜くと、おもむろにズボンのベルトを緩めにかかった。