クラウ
「んくっ……な、何をっ……あ、あたしに触るな!」
ルクス
「ほほう、まだそんな口をきくか。どうやら自分の今の立場が、まだ分かっていないようだな」
 オレは、クラウのピンと伸びきった太ももに、親指を除いた4本の指先をあてがうと、ゆっくりと掃くように撫で上げてやった。
 途端にビクビクッとクラウの脚が震え、つま先がピンと伸びきり、宙を掻いた。
クラウ
「はひぃっ……! んくっ、くはぅっ……はぅ、ぅぅぅ……だから……あ、あたしに触るなって……んぅ、んっ、言ってるっ……だろう!」
ルクス
「言うのは自由だがな。聞いてやるとは言ってないぞ」
 軽く爪を立てるようにして、何度も繰り返しクラウの太ももの裏を引っ掻くように撫でてやる。
 その度にクラウは苦しげに眉を折り、太ももの筋肉を引き攣らせながら足をよじる。
 そうすると蔦はギシギシと軋みを立て、いっそう強くクラウの肌に食い込んでいく。
ルクス
「おいおい、そんなに暴れると危ないぞ?」
クラウ
「くふっ、んんっ……オマエが、んん、その手を離せば……ぁ、んぁあっ……良いだけの、っ……んやぅっ」
ルクス
「そんなもったいない真似ができるか。まあでも、痛い思いをさせるのは、オレも本意じゃないからな」
 オレはクラウの太ももに這わせていた手を尻に回すと、下から持ち上げるようにして揉み上げてやった。
クラウ
「う、うわっ……な、何を、あふっ、ん、んぁぁっ……ぁ、ああ、あたしは、離せって……んくぅぅんっ」
 ムッチリとした、という程までには熟していないが、エルフの戦士として鍛えられた尻は、しなやかな弾力性を発揮し、指に心地良い。
 オレは、クラウの味気ない下着の上からゆっくりと指を揉み込ませては、その感触を堪能した。
クラウ
「ぁ……う、動かすなって、はぁ、言ってる……のにっ、んっ、んくっ、くふっ……」
ルクス
「またまた。ホントは、気持ち良くなってるんだろう? そんな甘い声を出してるんだからな」
クラウ
「くっ……誰が、甘い声なんてっ……。オマエの、へ、下手くそな愛撫なんかでっ……ぁ、ぅっ、んっ……ぁぁ、感じ、感じる、わけ……っ!」
ルクス
「そうかそうか。それは悪かったな。そういうことなら、もっと気合いを入れて頑張らせてもらおうか」
 オレはクラウの尻を揉みながら、親指を徐々に徐々にその股間へと近づけていった。
クラウ
「あ、やっ……そ、そっちは……っ」
ルクス
「ん? そっちってどっちだ?」
 とぼけながら、ついに指を下着の縁にまで到達させる。
 そうしてオレはフリルの縁取りをなぞるように、その際どいところを指先で優しく擦ってやった。
クラウ
「やっ、はっ、あっ、あぅぅぅんっ!」
 クラウの尻が焦れたように踊り、蔦に絡め取られた足が大きく伸び上がる。
 オレは、突き出されたクラウの股間の前に陣取ると、左手で下着の基底部を軽く摘み上げ、布地が秘裂に強く押し付けられるように引っ張ってやった。
クラウ
「んぅぅっ……な、何を、して、るんだっ……馬鹿ぁ」
 布地に大切な場所を擦られ、クラウが声を震わせる。
 オレは、そこに浮かび上がった卑猥な形に口元を歪めながら、クラウを宥めてやる。
ルクス
「まあまあ、そう言うな。それよりな、クラウ。オマエ、下着にはもう少し気を遣った方が良いぞ? せっかく、身体は色っぽいんだからさ」
クラウ
「よっ、余計な、お世話、だっ……くんっ、んっ、んく、くくぅぅっ」
 予想どおりな答えを返すクラウに、オレはさらに下着を擦り付けていく。
 そうすると、そこにジンワリと染みが浮かび上がってきた。
ルクス
「おやおや、何だかんだ言って、もう濡れてきてるじゃないか。けっこう感じやすいんだな、クラウって」