魔軍兵士1
「でもなぁ……オレたちが見つけても、またバーニィ様、逃げちゃいそうなんだよなぁ……」
魔軍兵士2
「オマエ、人相悪いもんなぁ……」
魔軍兵士1
「それを言うなよ。気にしてるんだからさぁ」
 はぁ……っと、兵士の片割れがため息を零す。
 正直、オレには連中の見分けなどつかないが、やはり個人個人で顔は違うらしい。
ルクス
「まあでもオマエは、そこにいるヤツだけが怖い、ってわけじゃあないんだろう?」
バーニィ
「ぁぅ、ぁぅぅ……ごめんなさいぃ……」
 身を屈めて耳元で訪ねてやれば、バーニィはしおしおと涙を零す。
 オレはその涙を拭ってやると、ニッと自信に満ち満ちた笑みを向けてやった。
ルクス
「悪いと思うんなら、やっぱりそういう恐がりなとこは直さないとなぁ?」
バーニィ
「は、はぃぃ……」
 嫌な予感はしているのだろう。バーニィは声を震わせながら首肯する。
 オレは、バーニィの頭をぽんぽんと叩いてやった。
ルクス
「それじゃあこのまま、度胸を付けるための訓練を続行と行こうじゃないか。アイツ等にバレるかバレないかのドキドキを、せいぜい堪能してくれ」
バーニィ
「……ふぇ、ふぇ、ふぇぇぇ〜……」
 オレの言葉を拒絶できないバーニィは、ただ悲しそうな声で泣くだけだ。
 オレはゆっくりと身体を起こすと、バーニィの尻肉をまた揉み始めた。
ルクス
「大丈夫だって。声さえ出さなければ、バレやしない」