フレイア
「んあっ、ああああっ!? んぐっ……くぅぅっ、な、何が……っ?」
 オレの言葉を鼻で笑い飛ばしたフレイアが、突然身を捩って苦しみだした。
 もちろん、針がまた刺さったりしているわけではない。
ルクス
「効いてきたようだな。どうだ? 胸が芯から疼いてるんじゃないか?」
フレイア
「さっきの、薬、ねっ……こん、なっ、この、程度っ」
 自分の腕を吊り下げる鎖を強く握りしめ、奥歯を強く噛みしめて、胸に生じた疼きに耐えようとするフレイア。
 オレはその悶える姿に笑みを浮かべながら、オレの手に伝わるほどの熱を帯び始めたフレイアの乳房を揺らしてやる。
ルクス
「ほらほら、無理すんなよ。ジンジン熱くなってきてて、それがもう堪らないんだろう?」
フレイア
「んくあっ、ふぁ……戯れ言、をっ……んあ、あああっ、ルクス、貴方、覚えてなさ……ふあっ、あくぅううっ」
 フレイアはそれでもオレに言い返そうとしてくるが、少しでも力を抜けば、その口はすぐに喘ぎがかった声を漏らしてしまう。
 それをまた慌てて噛み殺そうとするフレイアの姿は、こちらの嗜虐感を何とも言えないほどに刺激してくれる。
ルクス
「おいおい、さっきまでの威勢はどうしたんだ? 何が言いたいのか、ちゃんと言ってくれよ」
 フレイアをからかうように言いながら、オレはひたすらに手のひらに吸い付くような乳房の柔らかさを堪能し続けていた。
 少し力を入れるだけでも指先が心地良いほどすんなりと沈み込み、柔らかく押し返してくる。
 そこをさらに押し返せば、フレイアの乳房がドクドクと熱く脈打っているのが感じられた。
フレイア
「うふっ、んぐぅっ、ふぅぅっ……は、離しなさいっ、さもないとっ……あう、んっ、んくうううっ」
ルクス
「強がるなって。こっちも熱くなってきてるんだろ?」
フレイア
「ひゃうっ、んっ、んむうううっ……! ど、どこを、触ろうとしてっ……ふあっ、あつっ、んんんっ」
 絹のように滑らかな下腹にも、今はドップリと脂汗が滲んでいた。
 そこをサワリと指先で撫でただけで、ギクンッとフレイアの腰が跳ね上がっていた。
 薬はどうやら順調に効果を現しているらしい。
 そういうことならと、オレは再び乳房に標的を絞った。
ルクス
「ほ〜らほ〜ら、いつまで我慢できるかな?」
 乳房を下から手のひらに掬い上げ、大きく広げた指でギュッギュッと少し強めに揉んでやる。
 そうするとフレイアの乳房の中を薬液がいよいよ巡り、張りのある双乳が見る見る汗みずくになっていく。
ルクス
「まあなぁ? オレは今の大きさでも全然不満はないんだが、本人が嫌だって言うんなら、しょうがないよな」
フレイア
「うぐっ、んくぅぅっ……貴方、何のっ……話をっ」
ルクス
「言ったろう? オマエの望みを叶えてやるって」
 そう言うとオレは、ことさら強く力を込めてフレイアの乳房を握りしめた。
 その指を、乳房の弾力以外の力が押し返してきた。