フレイア
「ふぁあっ、はぁ……あぁ、んっ、はあああぁぁぁ……はぁ、はぁ……ル、ルクスぅぅぅぅぅぅ……っ!!」
 ようやく痛みから解放されたフレイアが、地の底から響くような声でオレを威嚇してくる。
   肩越しに振り返ってくる瞳は、いっそうの怒りに熱く燃え上がっていた。
フレイア
「この程度の責めで、私が泣き言を言うとでも?」
   乱れた呼吸を整えながら、フレイアはあくまでも気丈にそう言い放った。
 この期に及んでなお気高さを失わず、それでいて嘲弄するようなその物言い。さすがと言うしかない。
フレイア
「しょせん貴方には、私の肉体を弄ぶしか出来ないのよ。それで私自身をどうこうできるとは、ゆめゆめ思わないことね」
ルクス
「なるほどなるほど。でもとりあえず、オマエの肉体を好きに出来るだけでも、御の字だからなぁ?」
   今までのことを考えれば、正に今こそ絶好の機会。
   それをものにするべく、オレはタプタプとフレイアの乳房を揺らしてやった。
   フレイアは、煩わしげに身を揺すると、ふんっと鼻を鳴らした。
フレイア
「今はせいぜい好きにすると良いわ。けれども、貴方が私を解放した時……その時は、覚えてなさいっ」
ルクス
「そこは心配してない。オレの見立てだと解放する時は、もっと素直で可愛いお姫様になってるんでな」
フレイア
「ふん! 笑わせないでちょうだい。誰がそんな――」