フレイア
「何のつもりなの、ルクスっ! いい加減にしないと、本気で怒ってよ!」
 万歳をするような格好で四肢を拘束されてなお、フレイアはオレに噛み付いてくる。
 そこには一切の恐れも怯えもなく、ただ不埒な者への苛立ちしかない。
 しかし、だからといってオレが恐れ入らなくてはならないわけでは、全然ない。
ルクス
「ふはは、無駄無駄無駄無駄。さっきあんなに可愛い声を聞かせてくれたんだ。今さら怒鳴ってみたところで、ちっとも恐くないぞ?」
 オレは、フレイアのお姫様ぶりをむしろ歓迎しながら、その形の整った乳房をなぶり回しに掛かる。
 寄せてあげるように乳肉を根元から覆い込み、ゆったりとした手つきで双乳を捏ね回してやる。
フレイア
「んくっ、ああっ! ちょ、調子に乗りすぎですわよっ。後で謝っても、許さなくってよ!」
 フレイアは、オレの手を振り払うように身を捩る。
 そうすると、乳房の頂に被せたカップまでがブラブラ揺れて、なかなかに卑猥な情景を醸してくれる。
フレイア
「いいこと、ルクス。今なら、まだ悪ふざけとして許してあげるわ。けれども、これ以上続けるというのならば……覚悟なさいっ」
 キュッと唇を噛み締め、フレイアは恨みを込めた瞳でオレの顔を睨み付けてくる。
 それでももちろん、オレは余裕を崩さない。
ルクス
「おお、怖い。そういうことならやっぱり、今のうちに精々楽しんでおくにかぎるよな」
フレイア
「ふざけたことをっ……! どう考えたらそうのような――っ!?」