香澄
「……っんう……んっく……、んっ、んぅぅっ……!」
 俺は、下着に浮かび上がった割れ目に人差し指を添えた。香澄の身体が小さくはねる。
 そのわかりやすい反応が嬉しくて、何度か指先で触れたり離したりを繰り返してみた。
香澄
「んぐっ、ん、……っく、くぅ……」
雅人
「すごいよ。下着の上からなのに、僕の指……紫藤君のでビチョビチョになっちゃった」
香澄
「……くっ……ん、んぐっ、くっ……!」
 人差し指を押さえつけるようにして、軽く左右に揺らし愛撫してやると、濡れた布が音を立てる。
 それでも香澄は唇を噛みしめ、耐える。俺を睨みつけ声をかみ殺すのに必死だ。
雅人
「我慢しなくていいのに。声出さないと、苦しいでしょ」