後輩男子
「はぁ、ぁぁ、あの……すいま、せん……先輩……」


 ようやくすべてを出し終えた男の子は、シュンとうな垂れているのだろう。

 そのオチ○チンもまた、さっきの勢いが嘘のように、しおしおと萎んでしまっていた。


「何を、謝る必要があるのですか? こんなにたくさん、出してくれたと言うのに……」


 口端に残った精液を、ペロリと舐め取る。

 それでもまだまだ私の顔には、彼の吐き出した精液がベットリと付着していた。

 指先でその残滓を拭い、パクッと口に運んでみせる。


「んふ……んちゅ、チュゥゥッ……ふぅ、ん、美味しいですよ? とっても濃くって、ふふふ……」


後輩男子
「ありがとう、ございます……で、でもやっぱり……」



「やっぱり? 何ですか?」


後輩男子
「や、やっぱり、あの……早すぎ、でした……よね?」


 私の言葉に、律儀に礼を述べながらも、彼の声はなお沈んだままだった。

 そこへ問い重ねてようやく得た答えは、やはりどうしようもなく、いじらしいものだった。

 あまりの愛しさに、ついまた笑い声を漏らしてしまいそうになるのを堪え、優しく語り掛ける。


「それだけ、私の口が気持ち良かったということでは、ありませんか? でしたら、女である私から見たなら、それはむしろ嬉しいことですよ?」


後輩男子
「それでもやっぱり……その……」


 理屈の上から励まし、納得させようとしてみたものの、彼の自信は簡単には回復してくれない。

 それならばと、私は頭を垂れたままのオチ○チンに目を向けた。


「分かりました。そういうことでしたら、もう一度私にご奉仕させてもらえますか?」


後輩男子
「え……? 奉仕って、で、でも、あの……」



「大丈夫ですから、私に任せてくださいね?」


 私はニッコリ微笑むと、力を失ったオチ○チンをまた、口の中に迎え入れていた。