「あ……」


 その姿に、その臭いに、私は微笑を浮かべていた。

 大きさは、人並みよりやや小振りで、太さも細めだ。

 色合いも、愛らしいと言って良い桃色を残している。

 私は確かに、このオチ○チンに覚えがあった。

教師
「お前のクラスの男子は、さっきので終わったんだがな。それだとまだ満足できてないと思って、用意してやったんだよ」



「はい……ありがとう、ございます……」


 私は改めて先生にお礼を述べながら、そのオチ○チンに顔を寄せて、匂いを確かめる。

 それだけで、そのオチ○チンはピクッと跳ね、私から逃げるような素振りさえ見せていた。

 この弱気な姿勢は、いよいよ間違いない。


「ふふふ……大丈夫ですよ……」


 私はカーテンの向こうにいる彼に向かって優しく微笑みかけながら、その名を呼んでいた。

 私と同じ弓道部の、その年下の男の子の名前を。

後輩男子
「えっ? あ、あの……先、輩……」


教師
「おいおいおい、また見ただけで正解かよ。せっかく、外にいたのを引っ張ってきたってのに」


 男の子の狼狽するような声と、先生の呆れたような声とが重なっていた。

 それが少し、私には誇らしかった。


「申し訳ありません、先生。でも……この子は私には、思い入れがありましたから……」


後輩男子
「あっ、せ、先輩っ」


 鼻先で鈴口をほじるようにしてやれば、オチ○チンはすぐにビクビクッと震え上がり、先走りの汁を滲み出させてくる。

 それを鼻の頭で、馴染みのある亀頭に塗り広げていく。

 その間にもオチ○チンは今もなお初々しく、ピクンッピクンッと跳ねてくれる。


「これ……私が、初めてでしたよね? お尻で、でしたけれど」


後輩男子
「は、はいっ……ぼ、僕、先輩がっ……先輩、でっ」


 私の言葉に、男の子が上擦った声で答えてくる。

 そう。この子は、私がまだ恐れ多くも白鬼丸様に牙を剥いていた頃、相手をすることを命じられたのだ。

 それも私の、調教を受けていたとは言え、まだオチ○チンを迎え入れたことのなかったお尻の穴で。

 そのしばらく後、オマ○コでもキチンと相手を務めたのだけれども……。


「お口でさせてもらうのは、初めて……でしたよね?」


後輩男子
「ひゃ、ひゃいっ……だから、あのっ」



「そんなに緊張、しないでくださいね……?」


 私は男の子を落ち着かせようと、いったん顔を離した。

 刺激から解放されたオチ○チンは、ゆっくりと反りを弱めて行き、かと思うと急にまたピンッと跳ねたりする。

 その様子を微笑ましく見つめていた私は、許しを求め、先生を振り仰いだ。

教師
「あぁ、あぁ、しょうがないよな。一発で当てた褒美だ。好きに相手してやっていいぞ」



「はい、ありがとうございます……。それでは、始めますね?」


後輩男子
「は、はいっ……よ、よろしく、お願いしますっ」


 男の子が背筋を伸ばし、お辞儀をしたであろうことが、カーテンとオチ○チンの揺れ具合から見て取れた。

 その生真面目さを愛しく思いながら、私はその先端に、そっと口付けを施していった。