「ん、レロ……んはぁ、ぁぁ、あはぁぁぁ……ペロペロ……ちゅ、んん……レロ、ピチュ、れろろ……」


 亀頭を一舐めした瞬間、舌先が捕らえた生臭いような牡の味は、脳髄を直撃していた。

 感動にも似た心地に、ジーンと頭が痺れてくる。

 私はその感動に簡単の吐息を漏らしながらも、もっと欲しいと舌を動かし続けていた。


「ピチャ、ん、れろ、れろろ〜……チュッ、ちゅぷゅ、ンチュ、チュルルッ……あはぁ、美味しい……んちゅ、レロ、レルロ……」


 唾液を乗せた舌を亀頭に押し当て、その周囲をなぞるようにゆっくりと舌を動かしていく。

 そうすると、ピクンッと跳ねたオチ○チンの先から、先走りの汁がプクッと溢れ出てくる。

 それを啜り上げた私は、その味にいよいよウットリとなりながら、いっそうの熱を込めて舌を使っていく。


「チロチロチロ……んちゅっ、ペロリ、ペロ、ペロ……んふぅ、はぁ、チュロ、れろ、れろろ、んん……ンチュ、ちゅっ、ちゅちゅ……ちゅ、ちゅぴ、チュッ」


 美味しいお汁を施してくれる鈴口を、尖らせた舌先でくすぐっていけば、オチ○チンはいよいよ硬く、大きく反り返っていく。

 その汁と私の唾液とに汚れた亀頭を舐め清めた私は、目の前にさらけ出された裏筋に、啄ばむような口付けを、根元に向かって何度も何度も施していく。

 そうやって到達した、縮れた毛をカーテンの隙間から覗かせるそこは、より濃い熱と匂いを溜め込んでいた。


「あはぁ、素敵です……こんなに、大きく反り返って、ビクビク震えて……すぅぅぅ……ん、ちゅむ、レロレロ、レルロォ……んはぁ、ちゅ……ちゅぷっ、ペロ」


 厚い布の向こうにいる男の子に、心からの賛辞を送ると、私は胸いっぱいに、その匂いを吸い込んでいった。

 その芳しさにクラクラとしながらも、大きく伸ばした舌をベットリと幹に押し付けると、ゆっくりとその裏筋を舐め上げていった。

 私の舌が、ナメクジの這ったような跡を残すにつれて、オチ○チンがピクッ、ピクッと震え上がる。

 自分が今、このオチ○チンの持ち主を気持ち良くして差し上げられているのだと思うと、誇らしい思いが心に広がっていく。


「れろーっ……んちゅっ、ジュルルッ、んふぅ……ん、ペロ、レロ、れろー……れるれるれる……ちゅりゅっ」


教師
「おい、どうだ、滝沢? もうそろそろ、誰のチ○コか分かったんじゃないのか?」



「んふ、ん、はぁ……申し訳、ありません……まだ……もう少し……ちゅっ、れるれるっ、れろー」


 実を言えば答えなどとっくに、それこそ最初に見た時から、もう分かっていた。

 けれども私は、それを口にすることができなかった。

 先生に嘘をつくというやましさでさえ、快楽に酔った私を止めることは出来なかった。


「んふぁ……ちゅ、ちゅ、チュゥゥッ……レロ、ペロリ……はぁ、ちゅぴ、ペロペロ……はぁ、んん……」


 鈴口を吸い上げ、亀頭を舐めしゃぶり、あるいは顔を傾けて幹の横側を丁寧に舌でなぞる。

 その度にオチ○チンは、硬さと熱さを増していく。


「(あぁ、いけない……もう私、止まらなくなってしまっている……)」


 タラタラと垂れ続ける先走りを、その度に舌で拭う。

 ビクビクと震える竿を宥めるように、唇をそっと滑らせていく。

 そうやってご奉仕を続ければ続けるほどに、私の心は渇望に喘いでしまう。


「(どうしよう……精液が、呑みたい……。けれども、先生に何てお願いをすれば……)」


教師
「滝沢。さすがにもう分かったんじゃないのか?」


 そんな私の迷いを見透かしたみたいなタイミングで、先生が再び私に問い掛けてくる。

 あまりの間の良さに、私はビクッと怯えたように肩を震わせ、舌の動きを凍らせてしまう。


「(どうしよう、どうしよう。訊かれているのだから、答えをちゃんと言わないと……でも、でもっ……)」



「あ、あの……」


教師
「おう、誰のチ○コだ?」



「も、申し訳、ありません……や、やはり、あの……せ、精液の、味を……見てみない、ことには……」


 恥知らずにも私は、先生に対して嘘を重ねてしまっていた。

 心の中で、やましさが一気に膨れ上がっていく。

 ただしそれも、私の言葉にむしろ期待するように跳ね上がったオチ○チンが、大きな先走りの雫を滴らせた時までだった。

 私の舌は勝手に伸び、その雫を受け止めていた。


「んっ……く、ん、クチュ、グジュグジュグジュ……ん、んぐっ……んはぁ、はぁ、ぁぁ……先生……」


 先走りの汁を口の中で唾液と混ぜ合わせ、喉の奥へと流し込む。

 その味と、嚥下する筋肉の動きに、私の心と身体は、いよいよ精液を求めて疼き出してしまう。

教師
「や〜れやれ、スグに答えが分かるかとも思ったのに。案外とてこずるじゃないか、滝沢」



「……も、申し訳、ありません……」


教師
「まあ、分からないんならしょうがないよな。いいぞ、精液の味で確かめてみろ。ただし……だ」



「は、はい……」


 わざとらしく、先生が言葉を切った。

 その先に続く命令を察知した私は、あまりの恥ずかしさに頬を熱くし……アソコを、ジュグッと濡らしていた。

教師
「ただしだ、滝沢。精液で確かめたいなら、それなりの言い方があるとは思わんか? うん?」



「は、はい……分かり、ました……」


 これから自分が口にすること。

 それを思うだけで、胸が切なく締め付けられていく。

 そう。恥ずかしいのに、待ち遠しい。

 私は、その不可思議な思いに誘われるまま、身体中を痒みにも似た疼きにザワめかせながら、緞帳の向こうへとお願いをしていた。


「は、遥は……こんなにご立派なオチ○チンなのに……見ただけでは、舐めただけでは、貴方が誰だか、分からない……落ちこぼれの、奴隷、です……」


教師
「ああ、それで?」


 男の子に代わって、先生が先を促す。

 喉を鳴らして唾を飲んだ私は、布地の向こうにいる男の子の目を見上げるようにして、卑猥な言葉を重ねた。


「ですが……あ、貴方の、ザーメンを、味わわせて……い、いただけ、れば……きっと……お、お名前を当てて、ごらんに……いれます」


 その先に待ち構える決定的な一言に、羞恥がいっそう熱く燃え上がる。

 私は、その恥辱をこそ求めて、震える声で先を続けた。


「で、ですからどうか……はしたない遥の口に、貴方のチ○ポミルクを、お恵みくださいませ……」


男子生徒A
「……っ……」


 オチ○チンがビクッとひときわ大きく跳ね、カーテンが波打つように揺れた。

 その向こうから聞こえた息を呑む音は、私の思っていた男の子のものに間違いなかった。

 それでも、もちろん私は、おねだりを続けていた。

 脳みそが沸騰するような、恥辱と興奮に震えながら。


「お願いします……ど、どうか、ザーメンを飲むしか、能のない遥の口に……貴方のチ○ポ汁を、ぶちまけて、ください……っ」