遥
「はぁ、はぁ、はぁ……っ」
荒く息を吐き出しながら、自分の姿を見てみる。
身体は男達の手垢や精液で汚され、見るに耐えない。
私は自分の姿を見る事を拒絶するように、ゆっくりと目を閉じる。
浮浪者A
「ひひひ、タップリだしたなぁ」
浮浪者C
「うぅむ、コレだけの量が一体何処に入っているのか不思議じゃな」
浮浪者D
「あ、あぁ、気持ち良かった」
浮浪者E
「お、俺も……」
浮浪者B
「まぁ、かなり興奮してたからなぁ。俺はまだまだ出来そうだけどな」
男達の言葉に私は涙を零してしまいそうになる。
このような輩に身体を許すだけでなく、イってしまうなんて……。
遥
「(ごめん、なさい……健、さん……)」
私は一滴の涙を流すと、私は愛しい人の姿を求めて、再び瞼を閉ざしていった。
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