「んぐっ、く、くふっ……ぅ、くぅぅっ」


 悲鳴を漏らしていた口を閉ざし、唇を噛み締める。

 そうしながら、私は必死に健さんのことを考えていた。


「(ごめんなさい、健さんっ、ごめんなさい……!)」


 私は、また、汚されてしまいます。

 白鬼丸の手に掛かっただけではなく、見知らの男達にまで、精を浴びせ掛けられてしまいます。

 ごめんなさいっ、ごめんなさい、健さんっ。

 けれども、けれどもこの心だけは……!


「(ずっと……ずっと貴方のものですからっ……健さん、ずっと、ずっと……!)」


浮浪者B
「おおっ……姉ちゃんも感じてるんだな? 締め付けが、すげえぞ? 待ってろよ……今、イかせてやるからな!」


「んぐぅっ……ん、あぁ……だめ、だめ……はぁ、あう、んっ、んぐぐぐっ……うん、ん、んんんっ……!」


 男達に押さえ込まれた身体に、ズシンと全身を揺さぶらんばかりに力強く、それが叩き込まれてくる。


 その衝撃に、瞼に描いた健さんの姿が飛び散りかける。


「(嫌っ、嫌、嫌あぁぁぁっ! 助けて、健さんっ……お願い、私っ……こんな、弱いなんて……ごめんなさい、健さん、ごめんなさいっ……!)」


浮浪者B
「オラオラオラ! イクぞ、姉ちゃん!」


 男は雄叫びを上げながら、私の中を容赦なく擦り上げてくる。

 バチンバチンと肉と肉のぶつかり合う音が辺りに響く。

 私はその衝撃に翻弄されながら、必死に健さんの幻にすがり付いていた。


「い、うぅっ……あ、ああふ……んっ、んんっ、はぁっ、あ、ああっ」


浮浪者B
「いいぞいいぞ、イキそうだ!」


 男が叫んだ瞬間、それがいっそう熱くなっていった。

 男は、その熱を擦り付けてくるように、いよいよ強く私の中を抉ってくる。


「あ、ああっ、嫌ぁっ……お願い、ですっ……お願い、だからっ……、な、中、中には出さないで……ああっ、んんはぁっ」


浮浪者B
「それは無理ってもんだぜ、姉ちゃんしっかりと出してやるからな!」


浮浪者A
「そうそう、丈夫な子を孕ましてもらうんだよ?」



「んんっ……あ、ああ、やっ、そ、そこ、ああっ……はあっ、あ、ああ、いや、いやぁ、やめてぇ……」

浮浪者B
「おぉ、イクぞイクぞ!」


 男の腰が小刻みに動かされ、肉棒の体積が大きくなり私の中を圧迫してくる。

 内側からより強く押し広げられる感触に、私の身体が大きくしなる。


「ああぁ、いや、いやぁ……んはぁ、んっ、んんんっ、中には、中には出さないでぇっ!」


浮浪者B
「もう遅えっ……出すぞ、ソラァッ!!」