「んはあぅっ! あはっ、あ、あああっ……んっ、うん、ん、くはぁっ!」


 男が不意に、勢い良く私の中を突き上げてきた。

 衝撃で身体が弾み、咥えていたものが口から抜け出る。

 けれど、それを喜んでいる余裕などありはしなかった。

浮浪者B
「ホラホラ、調子が出てきたな、ええ?」



「あうっ、あ、あぁんっ……い、やっ、や、嫌ぁっ……あ、あああ、や、めてぇっ……!」


 男が、グイグイと力強く私の中で律動をする。

 それは震えが来るほどおぞましいのに、腰の奥がえも言われぬ痺れに包まれてしまう。

 その痺れは疼きとなって、私の全身へと熱く広がっていってしまう。


「は、はあぁっ、ああ、ああ、いやっ、どうしてぇ?」


 頭を振り乱して、男の存在を頭から消し去ろうとする。

 けれども私の中を蹂躙するそれは、一突きごとに熱く大きくなっていくように感じられていた。

 そうして一突きごとに、私の中に鋭い電気が走り抜けていくのだ。


「いやぁ……駄目、駄目なのに……ん、んんっ、くふっ、ふはぁぁっ」


 感じるなど、あってはいけない。あるはずがない。

 いくらそう思っても、口からははしたない声が漏れて言った。

 男に弄られるそこが、いよいよ熱く疼きだす。

浮浪者C
「嬢ちゃん、自分ばっかりがヨガってはイカンと、何度言わせれば気が済むんじゃ?」


 老人が、私の唾液にまみれたそれで、私の頬を突いてくる。

 およそ人の器官とは思えないソレが、鼻を刺すような異臭を立ち上らせる。

 それでも私はもう、それがさほど気にならなくなってしまっていた。

 そうして、あるいはコレにすがれば、下腹から脳天にまで突き抜ける電流を意識から締め出せるのではないかとばかりに、私は舌を伸ばしていた。


「ちゅ、んちゅ……んっ、んんっ……ちゅぷ、チュル、ペロ……レロレロ、ちゅ……はぁ、はぁ、ん……ふぅ、んはぁ……」


浮浪者C
「そうじゃ、そうやってシッカリと舐めるんじゃぞ」


 嬉しそうな顔で見下ろす老人の言葉に従うかのように、私は丹念に舌を動かしていた。

 先端の割れ目を小さくくすぐり、軽く吸い立てる。

 そこから顔を傾け、括れの辺りを集中的に、尖らせた舌で舐め上げる。


「ペロ、レロレロ……ンチュっ……は、はぁ、あぅ……んふぅ、ふ……あ、ん……ちゅぴ、チュロ、レロロ……はぁ、ペロペロ、レロ、れろろー」

浮浪者C
「おほっ、上手いじゃないか。そうじゃ、そう……舌をネットリと絡み付かせるようにな」



「んぐぅ、くぅ……ジュ、ジュプ、ぐくぅ……はぁ、はぁ、レロ……ペロペロ、ヂュ、ヂュチ」


浮浪者D
「こ、こっちももっと、もっと、う、動かさんか!」


 男の怒鳴りつけるような声に、私はチラリとそちらへ目をやってから、望みどおりに手を動かしてやっていた。

 強弱をつけて幹を扱き、時には先端を手の平で包んで転がすように撫でてやる。

浮浪者D
「そ、そうそう、やればできるじゃないか」


 最初の頃よりも、熱く、大きく、脈打つ肉棒。

 おぞましいのに、汚らわしいのに、それ以外の何かが私の胸を切ないほどに締め付けてくる。

 それから逃れるように、私はいよいよ激しく舌と手を動かしていく。


「はっ、はぁ……ジュプ、ンジュ、レロレロ……ちゅ、れろ、ペロペロ……んはぁ、はぁ……んぐぅ、じゅぷ、ヂュチ、チュロ」


浮浪者B
「おぉ、すっかり良い子になっちまったな、姉ちゃん。それじゃあ、俺からご褒美をやるとするか」



「チュプ、ん、ンジュルルル……んはっ、は、ぁぁ、ん……ご、ご褒美?」


 男の言葉に、嫌な予感が脳裏をよぎる。

 それが正しいと教えるように、男が満面の笑みを浮かべた。

浮浪者B
「姉ちゃんの大好きなザーメンを、たっぷりとオマ○コに飲ませてやるよ」