遥 「くぅっ、いやぁっ、放しなさい!」 男達は私の体に我先にと手を伸ばしてくる。 それを払おうとする手までも押さえ込まれ、私は為す術もなく、地面に引き倒されていた。 遥 「放せといっているのにっ!」 浮浪者B 「おっと、姉ちゃんそんなに暴れないでくれよ」 浮浪者A 「ひひひひひ、そうそう。おじさん達は、お嬢ちゃんを楽しませてあげたいだけなんだかからねぇ?」 男達は下卑た笑いを浮かべながら、私の服を力任せに剥ぎ取ろうとする。 何とか身を捩ってそれを防ごうとするのだけれども、あえなく乳房を露わにされてしまう。 浮浪者A 「ひ、ひひひひ……すごいねぇ、このおっぱいときたら。おじさんの手でも、掴みきれないくらいだよ?」 男の汚れた手が、月光の下にさらけ出された私の乳房を強い力で揉みしだいてくる。 節くれだった指が柔肌に食い込むと、痛みよりも先に嫌悪が私の背中を跳ねさせていた。 遥 「んくぅっ……こ、このような不埒な真似っ……今すぐ、お止めなさいっ」 浮浪者C 「何を言っとるんじゃ、始まったばかりで」 浮浪者D 「そ、そうですよ……こ、こっちもホラ、強く握って」 遥 「ふぐっ、くぅぅっ……こんなっ……く、くくぅっ……こんな、止めろと、言っているでしょうっ!」 男の一人が、私の鼻先にすえた臭いさえ放つソレを、ズイッとばかりに突き付けてくる。 その鼻を刺すような異臭に怯みかけた隙に、別の男が私の手に、自身の硬くなったものを握らせてきた。 瞬間、ヌルリとした異様な感触が伝わってきた。 そこにまでタップリと溜まった白い汚れが、私の指にニチュリと音を立てて纏わりついてくる。 生理的な嫌悪感が、私の口から悲鳴となって漏れ出しかかる。 それを強引に噛み殺した私は、怖気に胸を締め付けられながらも、どうにか声を震わせずに男達を威嚇した。 けれども待っていたのは、男の卑しい笑みだった。 浮浪者B 「大したタマだなぁ、ええ、ねえちゃん? そりゃあ、巫女様なのにこんなエロい下着をつけてるだけのことはあるってか?」 遥 「なっ……!? こ、これはそんなっ……いやっ、お、お止めなさいっ!」 正面にいた男が、大きく捲れ上がった私の袴をさらに上へと捲っていく。 白鬼丸に無理やり履かされた、見るのもおぞましい、破廉恥極まる下着が私の目にも映ってしまう。 浮浪者B 「へへへ、見れば見るほどスケベな下着だな、ええ?」 遥 「し、知りません、そんなっ……」 浮浪者E 「あ、あぁ……でも、ホントに……ぅ、ぅぅっ」 恥辱と怒りに赤く染まりそうな視界の隅で、まだ若い男が自分で自分のものを扱き始めていた。 その男はオドオドした様子ながらも、目だけは大きく見開いて私の股間を凝視している。 下着というにはあまりに細く、かろうじてソコだけを隠している、蝶を模した卑猥な下着。 その薄い布地を透かそうとするかのように、男が瞳を血走らせる。 その暗く歪んだ劣情の塊に、私は思わず息を詰めてしまっていた。 浮浪者A 「ひひひひ、どうしたのかな? おじさん達のチ○コに囲まれて、興奮しちゃったかな?」 遥 「だっ、誰がそのような……んくぅっ、く、くふっ……そ、その手を、放しなさいっ」 腐臭さえ漂うような息を、私の耳元に吐きかけながら、背後にいた男が私の胸を捏ねるように揉んでくる。 男の手はやはり清潔というには遠く、その汚れが私の乳房に塗り込められていく。 浮浪者A 「あ〜、堪らないよ。ホント、揉み応えがあるねぇ」 遥 「や、やめ……っ」 男の手の中で、私の乳房が卑猥に形を歪められ続ける。 あまりのおぞましさに、顔を歪ませ叫びそうになってしまう。 そんな自分を、私は必死になって叱咤した。 このままでは白鬼丸の思う壺。 もっと、もっとしっかりと自分を保たなくては……! 遥 「い、いい加減になさいっ! その手を放せといってるのが、まだ分からないのですか!」 夜の公園に、私の鋭い怒声が響き渡る。 さすがに気圧されたように、男達の動きが止まった。 けれどもそれは、ほんのわずかな間のことにすぎなかった。 男達は互いに顔を見合わせると、すぐにまたニヤけた下品な笑みを浮かべてきた。 浮浪者B 「いやいや、ホントに勇ましいな姉ちゃん」 浮浪者A 「そんなの当然だよね? 何しろ、こんなにオッパイが大きいんだもの」 遥 「はうっ、んく……うぐぅっ……お、のれっ……」 男の手が、容赦なく私の乳房を握り締めてくる。 その手を払いのけようにも、左手は押さえ込まれ、右手には不潔な代物を握らされ、私にはロクに抵抗する術がない。 ただ男達に弄ばれる屈辱感だけが、いっそう強く胸を焦がす。 浮浪者B 「どうしたい、黙っちまって? 感じてきたか?」 遥 「何を馬鹿なっ……このような真似をして、タダで済むと思っているのですか?」 浮浪者B 「もちろん、このままで済ませるはずないだろう?」 微妙に噛み合わない言葉を返した男が、私の背後に向かってアゴをしゃくった。 ニタリと笑う気配が背中越しに伝わり、怖気が走る。 瞬間、乳房を弄んでいた男の指が、私の乳首を摘み上げていた。 |